きちんと理解できていない場合

<ポイント>
  • 理解できていなくても、わかったふりをする生徒は少なからずいる。
  • 類題を解かせるなどできちんと理解度を測っていくことが大切。
  • こういった生徒はこっそり解答を見て解く場合もあるので注意が必要。
  • 逆に解答を見て解いている生徒が居た場合、授業内容がわかっていないだけの可能性もある。
  • 理解度が低い場合、より基本的な問題集を探す。

きちんと理解できていない場合

 先生としてはある程度きちんと説明したつもりでも、生徒が全く理解できていない場合があります。

 生徒としては「先生はわかったと思っている」と考えます。なので、中には「先生の説明が理解できなかったらバカだと思われる」という風に、間違った方向に気を遣う生徒もいます。

 全く分かっていない場合、きちんと確認しながら説明を進めればわかっていないことがわかるのですが、中途半端に理解している場合、授業の流れには付いてきているけれど、実際にはわかっていないということがあります。

 ここで大切なことは、生徒自身に類題を解かせるなどして、理解度をきちんと測っていくことです。
 生徒のことが良くわかり、わからないところは「わからない」と指摘してくれる生徒ならこういった確認作業は割愛してもいいかもしれませんが、内気な生徒や指導経験の少ない生徒に対しては必ずそう言ったチェックを加えるようにしましょう。

 また、こういった生徒は勉強量を誤魔化すために宿題で解答を見ることがあります。
 逆に宿題で解答を見ている生徒が居たら「ただのサボり」の可能性もありますが、そうと決めつける前に「もしかして授業が難しすぎるのではないか」という可能性は考慮した方がいいと思います。

 もし授業内容がわかっていないことがわかったら、まず必要な事は基本に立ち返ることです。

 難易度が低く、基本的な事がたくさん載っている問題集を選び、解いてもらうようにしましょう。それが見つからない場合は自分で問題を作るなどして対処してください。

 ある程度慣れたらステップアップできるはずです。


  • 最終更新:2012-01-09 00:56:31

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