体験談は当てにならない

<ポイント>
  • 塾選びでチェックすべきは、体験談より合格実績

体験談は当てにならない

 塾の広告などを見ると、体験談がよく書いてあります。
 塾の広告に限らず、あのような体験談は基本的に信頼してはいけません。

 というのも、そこに書いてあるのはかなり特殊な例だけであり、一般的に正しいという事実は全く書いていないからです。
 体験談が掲載されているのはほんの上位1割程度。それを以って一般論として考えるのは統計学的にも明らかに正しくありません。
 体験談を書くと生徒への見返りがあることも多いですし、そもそもその塾に在籍して成功した例を出した人がその塾のことを悪く書くはずがありません。なので、しらじらしい褒め言葉だけが並ぶことになります。

 口コミとしてどちらかというと重要になるのが失敗した例の方です。なので、ネット上で口コミをキーワードに検索した方がまだまともな結果が得られるでしょうが、それでさえライバル塾からの嫌がらせなどがありますし、ただでさえネットは情報が偏っているので、それほど信頼できるわけでもありません。

 信頼できるのはどちらかというと合格実績などです。
 多少のごまかしはありますが、それほど大きな影響が出ているわけではなく、体験談に比べるとやはり信頼できるでしょうし、塾の目標とする者や雰囲気が掴みやすいので、入塾の際の参考にはなります。

 少なくとも志望校や、志望校より上のランクの学校に多くの合格者が出ている場合、その塾はその志望校に合格するためのノウハウを十分に蓄えていることが多いため、相談者にも事欠きませんし、教材などの指導も受けることができます。


  • 最終更新:2012-01-09 15:06:27

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