勉強の効率が悪い場合

<ポイント>
  • 算数や数学では計算の速さが問題となることが多い
  • たまに書く速さが劣っている場合があるが、それは早い内から直す必要がある
  • ストレスをため込んでいると効率が一気に落ちるので相談に乗ること

勉強の効率が悪い場合

 成績は勉強した時間で決まるわけではありません。どちらかというとやった量の方が大きな影響を受けます。

 恐らく算数や数学の場合、勉強効率を下げる最も大きな原因として挙げられるのは「計算の速さ」だと思われます。
 計算が遅いとそれだけで問題を解くスピードが低くなりますし、テストでもミスによって点数が減ってしまいます。明らかに計算が遅い生徒はそれを改善するだけで劇的に成績が改善することもあります。こういった状態の生徒に必要な計算は分数や括弧の付いた式が織り交ぜられた複雑なものではありません。とりあえず、簡単な計算を素早くできることを目標にしましょう。

 また、たまにあり、しかも致命的な効率低下の原因として「書く速度が遅い」というのがあります。
 特に小学校では「字は綺麗に書きましょう」という指導が非常に徹底していることも少なくありませんし、字が綺麗だとそれだけで褒められる生徒がいることもあるでしょう。
 しかし、受験では「綺麗な字」よりも「きちんと読めて早い字」の方が向いています。そのような生徒を絶対に見落とさないようにし、できるだけ早い内から、素早く書くように指導しましょう。

 また、中高生以上でも言えることですが、何か日常などで大きなストレスとなることがある場合、勉強がはかどらないことがあります。

 保護者や先生が子供のストレスとなるようなことをしないのはもちろんのこと、子供が何かを悩んでいるようであれば何か悩んでいないか聞いてあげてください。
 信頼関係があればきちんと話してくれるでしょうし、場合によっては解決策を提案できる可能性もあるでしょう。また、仮に解決策がなかったとしても話すだけで楽になることも少なからずあります。


  • 最終更新:2012-01-09 01:00:58

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード